これがないと始まらない!農業系協力隊員の七つ道具
ナマステ!
農業系の協力隊員として日々活動をしているのですが、フィールドに行く時に欠かせないものが色々とあります。
今日は私が持ち歩く七つ道具を紹介したいと思います。
フィールドに行くときの格好
フィールドに行くときの格好は欠かせないポイントです。
私がフィールドに行くときは、なるべく写真のような格好で行くようにしています。
年間にすると150日近くは着ているでしょうか(誤解のないように言いますが、きちんと洗濯していますよ!)
なぜ同じ農作業着で行くのか?それは2つの理由があるからです。
①農家から顔を覚えてもらいやすい!
みなさんは人と最初に会った時に、着ている服で相手を覚えたりすることがありませんか?
それと同じで、なるべく同じ格好で人に会い続けると、私への認識が早いのではないかと思って同じ服をなるべく着ています。
そのお蔭か、私の名前は本当に農家さん覚えてくれています。
逆に私が農家の名前を覚えられないのが、痛いところですね…
②農家への敬意を表すため
ネパールの農家(特に女性)は本当によく働きます。
家畜へ与える雑草集め、水くみ、簡単な農作業全般(植え付け・肥料運び)などなど…
いくら協力隊で人に教えるという立場で来ていたとしても、一生懸命働いている農家への敬意は忘れちゃいけません。
私の作業服は一応襟付きなので、白Yシャツほどではないものの、多少は敬意は表していると思っています。
私の七つ道具について
もちろん、フィールドに行く時に持っていく道具も色々とあります。
・手袋
2種類あります。普通の手袋は農作業する時に、もう一つのゴム手袋は農薬に関する作業をする時に使います
・メジャー
主に植え付けする時の株間を測ったりしています。
・カッター、剪定バサミ
ナスやトマトの剪定をする時があるので、その時に使います。
・農薬
農家に対して「害虫の抵抗性について」の見本として見せたり、トレーニングの時に使ったりします。
ちなみに写真の下にある3種類の農薬は、名前も成分も違いますが、同じグループの殺虫剤です。
・クリシーダイアリー
私の配属先で作っている農業に関する本
種苗、肥料、防除などネパールの農業に関して一通り掲載されている。
農家に技術的な事を聞かれ、わからない時に、農家に渡して読んでもらうこともある。
・デジカメ
フィールドに行く時に他のものは忘れられても、コレだけは忘れられないです。
活動写真、病害虫の写真などなど JICAボランティアの活動には写真がとにかく必要なので常に持ち歩いています。
デジカメを家に忘れた日には、一日のテンションがダダ下がりです。
必要があれば持っていく物
・PH計とEC計
土壌中の養分や生育の向き不向きを測定するのは非常に大事なことです。
PHは土壌の酸性・アルカリ性を、ECは土壌中にある肥料(塩類)の濃度を測ります。
どっちも簡易的に測ることが出来るので、農家に頼まれたときには重宝しています。
・温度計
ハウス内の温度や肥料を作る時の温度を測るのに使います。
意外と途上国でも道具は手に入る。
一年前に協力隊としてネパールに来た時に、農業関係の道具を何持っていけばいいのかよく分からず、色々と考えて用意しました。
上で取り上げた中で、手袋とハサミ、PH・EC計、温度計は日本から持ってきたのですが、PH・EC計以外のものはネパールでも手に入ることが分かり、ショックでした。
(PH・ECも薬品を使えばネパールでも調べられます。)
派遣される国にもよりますが、活動に必要な道具などは意外と手に入ることがあります。物についてあれこれ悩むのはそれほど必要ないでしょう。
JICAボランティアと言うものは意外と、身一つで行って何とかなるのかもしれません。