日本の貧困を救う!「フードバンク」とは何か?
ナマステ!
昨日、途上国よりも深刻な「日本の貧困」について書いてきました。
今日はそんな「日本の貧困」を解決する一つのキーになっている
フードバンクについて書いていきます。
フードバンクとは何だ!?
フードバンク(英: Food bank)とは、包装の傷みなどで、品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品を、企業から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動およびその活動を行う団体。
この仕組みは2000年頃に出始めたもので、現在は北海道から九州まで主にNPO格の団体が全国に40団体ほど存在する。
その中でも、パイオニアである「セカンドハーベスト・ジャパン」という東京のNPOが中心になっている。
セカンドハーベスト・ジャパンさんは
「すべての人に、食べ物を!」
「日本で初めてフードバンクネットワークの成功」を目標に掲げて活動をされています。
私は何度か東京・浅草橋にあるセカンドハーベスト・ジャパンを訪問したことがあります。
数年前の話ですが、ビルの1階に所狭しと食べ物が置かれており、大勢のボランティアさんが仕分けをしたりと、忙しそうにされていたのが印象です。
ホームページによると、今は東日本大震災などの復興支援や設備投資にも力をいれて、より多くの困窮者に食べ物を届けるスキームが充実しているように見受けられます。
大学生の時に衝撃を受けた食べられない人達
最初にセカンドハーベスト・ジャパンさんを訪問したのは、内定をもらっていた大学4年で、卒業を間近にして不安と期待が入り交じる春先でした。
元々から日本の農業や食料に興味があり、色んな所に出入りさせてもらっており、そんな時に連れてってもらったセカンドハーベスト・ジャパンさんからのお話に、衝撃を受けたのです。
それまで、食べれない人やセカンドハーベスト・ジャパンさんに対するイメージは
「ホームレス」に炊き出しをやったりしている団体なのかな?と思っていました。
そこでお会いした担当者の方から
「うちは炊き出しをもやっているが、母子家庭や児童福祉施設への配達も多い。食べれない子どもが本当に多いんです」と言われました。
そして、それを聞いて
「食糧自給率が40%なのに、食べ物バンバン捨てている国で、子どもが食べられないなんてことがあって良いのだろうか?」という意識が芽生えました。
どう考えても、不条理でしょう!おかしいでしょう!
折しも入社式を2,3週間後に控えた卒業間近
「内定を蹴って、このNPOで働きたい!」とその場で考えてしまうほどの衝撃を、今でもよく覚えています。
セカンドハーベスト・ジャパンさんで働くことは叶いませんしたが、社会人になってからも、当時の勤務先だった千葉から何度かドライバーとして手伝いに行ったこともあります。
それくらいフードバンクやセカンドハーベスト・ジャパンさんに対して、思い入れが今でも強いです。
だからビジネス抜きにしてもやりたいのです。
ビジネスとしてフードバンクを成功させるには?
セカンドハーベスト・ジャパンさんをはじめ、多くのフードバンクはNPO法人格で活動をされており、余剰食料はもちろんのこと、資金や設備を寄付に頼っています。
私はこれをなんとかビジネスとして利益の上がる形でやれないかと考えています。
NPOのみではフードバンクの普及にはどうしても限界があり、私はそこに目をつけました。
食料を提供する企業
食料を受ける困窮者
私
この3者にとってメリットのあるやり方を、帰国までに模索したいです。
ビジネス化がダメだったとしても、NPOを立ち上げて、フードバンクがない地域で細々とやります。
また現在のフードバンクは、食品衛生の観点から賞味期限の長い加工食品に限定されているケースが多く、野菜などの生鮮品の扱いはそれほど多くありません。
もし、余剰で出荷が出来ない野菜があれば、それを安く流通に載せることが出来れば…
そんな事を考えています。
もし成功すれば、日本で初めてとなるフードバンクのビジネス化
アイデアがあればお寄せください。 メリットが多ければ必ずやりたいです!