यामागातामा म नेपाललाई खोचेर… ~山形でネパールを探して~
派遣前訓練が終わってわずか1週間の帰省
山形に戻ってきて、ネパールに行く前にどうしてもお会いしたい人がいた。
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2015.12.14 山形新聞より
こちらの宇野住職は20年以上に渡り、毎年農業指導を目的としてネパール留学生の受け入れと、ソルコンブ県ズビン村というエベレストに近い3000mの高地にある農村の支援を長年されてきた。
昨年末に↑の記事やHPをみて、ぜひお会いしたいと思い、今回実現した。
農村の支援というのは次のようだものだ。
・20年で学校を4校建設
→ハードだけで終わってはいけないと、教員の育成から始めから始める地道さ
教育の必要性と村の意向を合わせてここまで来られた。
・現在、村に職業訓練校と兼ねた作業所を建設中
→村の若手をカトマンズに逃さないために村で産業を起こすらしい。
既にろくろ・機織り機・宿泊施設を整備中
他にも農機の輸出を検討していたり本当にすごい方だと思った。
やっていることが、協力隊のコミュニティ開発そのものです。
そして、今後の挑戦していきたい事として「クズ」の繊維から織物を作って産業にする取り組みを始められている。
写真はクズの繊維とコースター
そして山形県の花である紅花を使って、紅花染めのコースターやランチマットを作って、観光客向けのおみやげとして売りたいという野望まで語っていただいた。
(紅花の花)
(試作品だという紅花染めのランチマット)
住職は突然の訪問にもかかわらず、ネパールにいく協力隊員というのもあって非常に丁寧にいろんなことを解説していただいた。本当にありがたい。
そして住職から一つのお願いをされた。
「紅花がネパールできちんと栽培できるのか、種を渡すのであなたの任地で栽培して欲しい」
というわけで紅花の種をお預かりました。
ネパールへ持って行って自分の圃場に播種してみようと思う。
協力隊は任地のためとまっすぐ意気込むだけじゃなくて、
任地と関係なくても、地元であったり色んな繋がりの方々と接することでヒントを貰えることが本当に多い。
今回こうして住職と繋がることができて本当に良かったと思っている。
住職は70代後半に差し掛かっており、体力的に今秋が最後のネパール渡航だと仰っていた。
この御縁も無駄にせぬように、私もネパールのために働く身として住職の期待に応えたいと思う。
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