そもそも協力隊とは何なのか?
昨日、とある夢をみた。
協力隊が終わった2年後に日本へ戻る飛行機の中で
「そういえば任地で何もしていない…」とはっと気がつくという夢
目が覚めた時に「夢で良かったぁ」とこれほど思ったことはない。
協力隊とは何なのか?
前置きが長くなりましたが…
今日は「協力隊とは何なのか?」という話
「あんたはネパールに来てまで何をいっとんじゃヽ(`Д´#)ノ」
という罵声が飛んできそうだが構わず続ける。
青年海外協力隊員として派遣される人の多くは任国の政府機関に所属して、主に地方の役所など活動することが多い。
協力隊はボランティアなので「仕事」ではなく「活動」という言葉を使い、職種の中身は色々だが任地の生活向上のために汗を流す。
本当に仕事ではないのか?
駒ヶ根訓練所に入って以降思ったのが、「JICAボランティアは仕事なのか?ボランティアなのか?」という疑問が湧いてくる。
駒ヶ根にいた時にボランティアスピリット(精神)を考えるという企画の委員をやっていた時にこの問いにぶつかった。
私は野菜を育てる事や売ること、そして農業資材についての知識は素人よりは持っていると思って協力隊に来た。
協力隊に来ている人はそういった専門性を各々持ってきている人がほとんどだと思う。
「専門性や技術を持っていること=仕事」という捉え方もできるかもしれない
その上国のお金を使って行かせてもらっているから、余計そう思ったのかもしれない。
結局、ネパールに来るまで自分の中で腑に落ちる答えなど出せずにいた。
意外と簡単だった仕事とボランティアの境界線
その答えはネパール事務所の調整員の言った一言だった。
仕事とはやらなければならい10個の仕事の内、納期までに10個完璧に仕上げなければならない。
ボランティアとはやらなければならない10個の仕事の内、5個だけでも出来ていればOKと見なされる。
仕事はかならず納期と完成度を要求される。
ボランティアには結果は直接は求められない。
ただ、任地に入り込んだ証を求められる。そこを履き違えていたのかもしれない。
こなした数ではなく質(濃密さ)を求められるのが、協力隊なのかなーと最近理解しだしている。
だから仕事ではなくて活動
上手く行かないことを楽しむことも仕事とボランティアとの違いでもある。
自分の中で言いたいことを言えたからこれでおしまい!