びすたーらい、びすたーらい

”びすたーらい”とはネパール語で”ゆっくり”という言葉。そんな”ゆっくり”した国 ネパールの青年海外協力隊隊員の奮闘記

起業するキッカケを作った場所

昨日、一昨日と私の起業に関する事を書いていきました。

 

namura.hatenablog.com

 

namura.hatenablog.com

 

就職をしてしばらく経った頃から、サラリーマンではない自由な人生の送り方をしたいと「ずっと」考えていました。

 

まさしく”びすたーらい”=”ゆっくり”とした生き方を…

 

そのきっかけとなった場所があります。

たぶん、ここに出会っていなかったら協力隊に行くことも、起業することを思い立つことも無かった場所であります。

 

福島コトひらく | NPO法人コースター

f:id:namuramura:20170531141216j:plain

 

(ホームページより引用)

 

 

NPO法人コースター」は福島県郡山市にあるNPOさんで、大震災からの復興支援やコミュニティスペースの運営をされています。

 

私がここと出会った2010年はまだ、ホームページの様な立派な建物は無く、空き家で「ぴーなっつ」という名前でコミュニティスペースのみをやっている団体でした。

 

何か活動をやっているわけではなく、当時20-30代の若者が集まって、ワークショップや飲み会を開いたり、時には遊びに行くという 何にも縛られない自由な場所でした。

 

ここと出会ったばかりの頃、私は郡山に転勤したてで知り合いとかがいなかったので、暇になるとちょくちょく顔を出していました。

 

ここの黎明期は、福島大学の学生や若者の就労支援をしている団体が手を組んで始めたので、どちらかというと会社員の仕事をしている人ではなく、社会起業家フリーランスが多いこともあり、そんな彼らから刺激を受けたのかもしれません。

 

そんな彼らの現在の活動をちょっと紹介します。

月3万円ビジネス | 仕事と暮らしを自分の手に取り戻そう

 郡山出身でぴーなっつにて店を持っていた方が、震災後に始めた小規模ビジネス

チームふくしまプライド。|福島ファンクラブストア

 震災後に郡山に移住した方が始めた、福島県産農産品の販売サイト

 この方はシェアハウス運営に、チャイルドラインという子どものための電話相談の立ち上げもされた。

田村市復興応援隊

 当時の「ぴーなっつ」のメンバーも多数勤めていた、田村市の復興応援をする組織

 

 

 

私もそんな彼らに触発されて、会社員をしながら「福島県産農産物の風評被害払拭」のために、ワークショップを東京で2回行ないました。これも「ぴーなっつ」なしでは出来なかったことであります。

 

f:id:namuramura:20170531144125j:plain

f:id:namuramura:20170531144246j:plain

 

震災直後の2011年4月と桃の出始めにあたる2011年7月の2回に分けて行い、椎茸農家や福島の農業コンサルの方を呼んでやりました。

「会社員をやりながら、よくやったな」と我ながら思っています。農業に対する想いがないとここまでは絶対にできません。

今度、このワークショップの裏話でも記事にしましょうかね。

 

 

そんな彼らから触発され続け、彼らを見ている内に

「会社員という生き方をしなくても、こんなに自由でイキイキとした人たちがいるんだ!」

と思ったのが、今に繋がっているのだと思います。

 

 

f:id:namuramura:20170531142844j:plain

(今年2月に一時帰国して寄った時の写真 当時のぴーなっつの皆さんも多くいます)

 

 

今度は私が彼らを触発する番なのでしょう。

震災から7年目に入った今、ちょっとだけ停滞している福島のために刺激を与えられるような存在になる。それが起業をする理由の一つかもしれません。

なぜ青年海外協力隊から帰国後に、会社員に戻らないのか?

f:id:namuramura:20170530112321j:plain

 

昨日「私、起業します。」というタイトルで、青年海外協力隊からの帰国後に起業をする事を書きました。

 

namura.hatenablog.com

 

その中にあった

「もし帰国後に会社員に戻ったら、協力隊でやってきた2年間は無駄に終わってしまう」という想い

がきっかけで、帰国後に会社員になる可能性を捨てました。

 

その理由についてちょっとお話したいと思います。

 

 

理由① 協力隊の経験は必ずしも就職に有利じゃないから

JICAでは現職教員や現職公務員の参加など、会社を退職せずに参加できる仕組みを拡充して、なるべく会社に籍を残したまま参加することを推奨しています。

 

これは、帰国後にフリーターなど不安定な職につく帰国隊員が多かったので、こうした仕組みを作ったと言われています。

 

2年前に私が協力隊の面接を受けた際も、「民間でも会社がOKといえば現職参加ができるので、なるべく籍を残したまま来て欲しい」と強く言われました。

結局、会社の方で現職参加に対してOKが出なかったので、退職するしかなかったのですが…

 

帰国隊員の進路開拓支援などのサポートをしているのですが、国際協力分野ならまだしも、一般企業だと協力隊に行っていた事がプラスにはほどんどならず、遊んでいたのではないかと見てくる会社さえもあるそうです。

 

こうしたのを見ると、一度レールを外れて協力隊に行ってきた人の就職って大変なのかなと思います。

 

 

 

理由②  職に就かず、自分で仕事を起こせるネパール人を沢山見てきたから

ネパールという国は雇用がそれほどなく、中東やインド、韓国、日本に出稼ぎをして、国の家族に送金をしているというケースが多いです。

実際、ネパールのGDPの3割は海外からの送金で賄っているそうです。

 

そうなると…

 

自分で事業を始めるネパール人が本当に多くなります。

 

一例を挙げると

・ハイウエイ沿いでキュウリ10本だけ売っている農家

・奥さんの仕事ために100万円借金して、カフェを作った日本語学校の先生

・不動産業で年に1回取引成立したら、一年は食いっぱぐれないというフリーター

自分で仕事を作ろうという貪欲さがネパール人にはあります。

 

彼らを見ていると「もしかしたら物を売ったり、起業をするってハードルが低いのでは?」と思えてきたのです。

 

 

理由③ 協力隊の活動そのものが起業のようなものだから

協力隊の活動には様々あります。

「生計向上」「農業指導」「衛生改善」などなど

 

いずれの活動も、何も無い所から仕事を作ったり、計画を立てて進めたりと起業の準備運動のようなことが出来ます。

 

私は「生計向上」を活動にはしていないのですが、それでも目標を自分で決めて進むというのは起業そのものとも言えるかもしれません。

 

 

起業は思っているよりハードルが低い。

いかがでしたでしょうか。

これからの時代。会社員に戻るというのはリスクがあると思います。

思考を停止して、ひたすら働けばいいという時代でもなくなっていますし、自分で仕事を作って社会に貢献するほうがよっぽどやりがいがあります。

 

むしろワクワクしかしない。

 

そんな感覚は就職では絶対に味わえません。怖いですが、帰国後の絶好機を活かしてどんどん進めていきますよー。

私、起業します。

f:id:namuramura:20170529114623j:plain

 

突然ですが、青年海外協力隊から帰国後「起業」します。

 

ブログを放置して約1年が経ち、そろそろ「帰国後のこと」と「活動のこと」を両睨みしながら過ごす時期に差し掛かってきました。

 

久々に書くブログは、帰国してからに対する今の想いを書いていきます。

 

 

会社に戻ったら、この2年間は無駄になる。

私は7年間勤めた農業資材の会社を退職し、2018年3月まで青年海外協力隊員として参加しています。もちろん帰国後は無職となり、何かしらの仕事を探さなければなりません。

 

JICAでは帰国隊員の進路開拓支援などのサポートをしているのですが、多くの帰国隊員は就職という道を選ぶでしょう。

 

ですが、「もし帰国後に会社員に戻ったら、協力隊でやってきた2年間は無駄に終わってしまう」という想いがどうしても頭から抜けず、就職をするという選択肢は「ちょっと無いのかな」と思っています。

 

 

 

どういう起業をやりたいのか?

一番気になる起業の中身ですが、「こういう方向でやりたい」とは決めています。ただまだ具体的なプランまでは落とし込めていません。

 

方向性としては2つ。そして2つとも「農家さんのサポート」に関する起業を考えています。

 

 

①地域おこし協力隊の延長の様な仕事

青年海外協力隊と同じく、国が行っている「地域おこし協力隊」という事業があります。これに似たことを最初から地方で起業してやりたいです。

 

「地域おこし協力隊」とは 人口減少や少子高齢化が著しい地方において、地域外の人間を積極的に受け入れ、地域協力活動を行なってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに答えながら、地域力の維持・強化を目的とした制度です。

 

地域おこし協力隊ホームページ

https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/about/index.html より

 

具体的にはどこか地方都市に住んで、その地域の特産品やプロモーションなどの仕掛けをやれればと思っています。

地域に埋もれているような隠れた特産品を発掘して、農家のサポートをしたいですね。

 

イメージとして…

私の知っているところだと、こんな所があります。

 

中小企業や事業者支援で最近、センター長に年俸1200万を払うと話題になっている「○○-biZ」

知り合いが一昨年、熊本県天草のセンター長をしていました。

ama-biz.jp

 

島根県海士町にある「巡の環」さん

10年程前に一度伺わせてもらいました。農業とかを抜きにしても持続可能性な地域づくりではここも有名です。

www.megurinowa.jp

 

 

 

 

 

②生産者から消費者までの流れをワンストップで提供できる会社

 

日本の農作物の流通で、生産者から消費者までをワンストップで結ぶ会社がちらほら出てきています。

 

イメージとして…

京都にある「坂ノ途中」さん

有機野菜の販売もされているが、「環境負荷の少ない小さな農業を実践する農家を増やす」を目指し、農家との繋がりを大事にする会社です。個人的に、一番注目してます。

www.on-the-slope.com

 

 

 

ズバリ!目指すは「坂ノ途中」さんのような会社です。

 

二番煎じだとは分かっているのですが、今後は農協の統廃合に伴うサービスの低下に伴い、農協以外へ出荷を希望される農家さんの受け皿が今以上に必要となることを考えると、二番煎じでも勝算はあるのではないでしょうか。

 

 

ダメだし・アイディア・協力者 大歓迎です!

まだ10ヶ月近くネパールに住んでいるので、帰国するまでにやれることは限られます。

いまやれることは起業の精度(具体性)を少しでも上げることです。

 

そのため、精度を上げるためには

「もっとこうしなきゃダメだ」という叱咤激励

「こういうことなら手伝えるかも」という協力してくださる方

が必要不可欠です。

 

私一人ではとても出来ず、皆さんのお力がないと決して上手くは行きません。

いつでもお待ちしています。

 

 

らしいこと

今日はとりとめのないことを書いているので、飽きたらテキトーに読み飛ばしてくださいな。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

昨日何気なくFacebookを見ていた時のこと

とある北の国に住む悪友が結構式を挙げている写真が、続々とタグ付けされていた。

 

最近Facebookで友達に結婚式のタグ付けされていることは珍しくなく、普通ならブログの記事にはしないのだが、この悪友に関しては違った。

 

もう10年近く会っていないけど、彼は今も昔も全く変わらずイケメン農家で頭の回転が早い。

農業のやり方も理論的で、徹底的に突き詰めて畑作をやっていく姿勢は、体当たり式でやっている私と反するものがあり、とても同い年とは思えず10年間勝手にライバル視していましたw

 

そんな悪友が結婚するということだけあって他人事の様に感じられず、思わずブログにしてしまいました。

 

協力隊に行く事は人の冠婚葬祭にはしばらく出れず、自分の身内の死に目に会えないかもしれないという覚悟を持って任国にきている。

そんな事分かっていても「おめでとう」と直接言いに行けない苦しさ

 

自分のことの様に嬉しいのですが、すっごい複雑な気分です。

でも帰国後、北の国へグムネ(旅行)しにいかねば…

 

~~~~~~~~~~~~

 

そんなことを昨日から悶々と考えている内に「30代最初の年であった今年ってどうだったんだろう」と、ふと思い立った。

 

「30歳になって、30代らしいことって何かやったんだろうか?」

あくまでも私の感覚ですが、30代らしいことは何一つやっていないと思う。

 

なぜかというと、会社員でだった1年前は上の方としか仕事をする機会がなかった。

それ以上に何かに怯えていた。

あの時は、自分の中に20代という感覚が存在しないくらい老けていたなぁw

 

それが協力隊に行くことで自分よりも若い人(精神的にも含む)と関わる機会が想像以上に増えたことで若干は老化にストップがかかったのだと思う。

 

私のイメージする30代って、もっと大人だったなー

こんなにイジられるキャラで30になるとは思ってなかったからなー

 

まぁ会社員やっていたときより100倍今の方が楽しい。

人間らしく生きているし、やり甲斐も凄いある仕事だなと実感しています。

 

 

でも30代らしい大人っぽい事もこれから少しずつ取り入れていこう。

まずは毎日の言葉遣い(一日の大半がネパール語ではどうにもなりませんが)と気遣いがもっとできる大人にならねばです。

 

日本は進みすぎている

バイジャナライ ナマスカール!(みなさん、こんにちは!)

 

最近、村を回っていて気になっている事があります。

それは「日本の農業は進みすぎていて、別に弊害が出ているのではないか?」という疑問

 

そう思ったきっかけは「ネパールの田んぼには雑草が少ない…」ということ

 

ネパールはअसार(アサール 6/15~7/15)という月に雨季に入り、田植えシーズンを迎えます。

f:id:namuramura:20160716002630j:plain

 

 

 

あちこちの田んぼに行くことがあるのですが、田んぼの雑草が少ないんです!

f:id:namuramura:20160716003101j:plain

 

f:id:namuramura:20160716010056j:plain

 

f:id:namuramura:20160716004737j:plain

 

ネパールの田んぼは手植えなため整ってない。

雑草が生えているんだけど、稲の生育を阻害するほどの雑草は見当たらない。

言っときますが、無農薬ですからね。ネパールは

 

 

 

ちなみに日本だとこんな感じ

f:id:namuramura:20160716115202j:plain

 

f:id:namuramura:20160716115255j:plain

 

 

f:id:namuramura:20160716115347j:plain

 

日本は田植機で整列しているように稲をキレイに植えている。

田植同時か田植えから数日後に除草剤を散布しているのだが、水の量やタイミングでどうしても残草が出てしまう。

日本の場合は除草剤を最低2回は使う。1回では全部抑えきれないからだ。

 

 

 

 

日本で除草剤を使わないと稲と雑草の見分けがつかないほど、大量の雑草に覆われる。

なのに、ネパールは除草剤を使わなくても大丈夫なのか?

 

私は日本では除草剤を使いすぎているのでは無いかと思っている。

 

日本も数十年前は当たり前のように手植えをしていた。そして手で除草していた

それが機械化と共に、手ではとてもできなくなり農薬に頼るようになった。

 

そこから、農薬と除草剤の抵抗をもってしまった雑草の闘いが始まったのだ。

進みすぎた農業ってこういうことなんだと思う。

 

 

 

ネパールの農家は日本の30年40年前の農家と酷似している。

牛を使って畑を起こし、牛の糞で肥料を使う。

 

この先、ネパールにも機械が出て来た時に果たして日本と同じ道を辿ってしまうのか?

 

そうなることが発展したとは必ずしも限らないから…

時には活動の話を…

こんばんわ

 

先週起こったバングラデシュの襲撃事件から1周間も経ち、日本のニュースははすっかり選挙一色になってしまいました。

ほぼ隣国のネパールでも大きく取り上げられていました。

f:id:namuramura:20160711013242j:plain

 

ましてやJICAから依頼を受けたコンサルタントの方々が犠牲になられたということで、だいぶショックでした。

ネパールはヒンドゥー教の国なので、ISの影響は少ないです。

ただネパールには反政府勢力も多数おり、わずか10年前にクーデターが起きていた国なので油断は本当に出来ないです。

 

バングラデシュは昨年の日本人殺害でJICAボランティアの派遣が取りやめになっていて、その中での事件なので当面のボランティア支援が遠ざかってしまうのが残念でならない。

 

 

 

 

さて、今の職場に配属されてから、2ヶ月が経ったので活動の事を振り返ってみたい。

 

私は野菜栽培の職種として、農業開発事務所に配属されている。

主な活動としては、JICAが推奨しており前任者が手がけた「高倉式コンポスト」の普及を始め、有機栽培に繋がる栽培指導というのが主なものだ。

 

 

jiburi.com

 

生ごみコンポスト | JICA九州 - JICA

 

 

この高倉式コンポストはゴミ削減を目的として作られたメゾットのため、農業面で普及しようとすると、どうしても工程が多く面倒くさい。

 

コンポストの簡素化でもしようかと思ったのだが、まずはマニュアル通りに作ってみようと思い、やってみることにした。

f:id:namuramura:20160711010718j:plain

f:id:namuramura:20160711010913j:plain

 

 

今は種菌を増殖している最中なのだが、もうじき生ごみを投入できるまで状態だ。

「これを農家に教えるのかぁ」と思うと結構プロセスが多くて大変なのだが、これからの準備と思ってやっている。

 

 

 

 

他にもやろうとしていることがありまして…

 

f:id:namuramura:20160711011810j:plain

写真の真ん中にある空き地は、とあるNGOが管理しているデモファーム(実験圃場)である。今回、デモファームのプランニングを依頼された。

 

実験圃場とは数年後の収入向上を見据えて、新しい作物や作型、農薬肥料の効果を試す為に、圃場の一部でテストをしているものである。

 

この地域は昨年に幹線道路が通り、交通の利便性が飛躍的に向上したので市場性を意識した野菜を作れたらいいなぁと思っている。

 

空き地以外の部分は全てトウモロコシで、少しでもトウモロコシからの転作を促せるような作物を提案できることが当面の目標だ。

 

 

他にもですね。

f:id:namuramura:20160711012647j:plain

 

お香を作るタリム(研修)に顔を出して、お香を作りながらお香用にハーブ栽培の有用性を考えてみたり

 

 

トマトに病気が出ているとお呼びが掛かって伺ったり…

(この子どもはネパールの子どもにしては珍しく人見知りだったなぁ)

f:id:namuramura:20160711012919j:plain

 

 

田植えに行って、昔の日本の手植えの大変さを思い知ったり

f:id:namuramura:20160711014454j:plain

 

 

 

最初は暇かなぁと思って入った任地でしたが、何だかんだ忙しいです。

最近は予定を突っ込みすぎて、ぶっちゃけ休みたいですが…

 

 

9月頃には活動計画を立てなきゃいけないので、それまで任地の畑に行きまくって活動をボチボチ決めていきたいですね。

ネパールで宴会に行くとこうなる?!

こんにちは。

 

先日、配属先で宴会(भोज ボーズ)があり参加してきました。

日本の宴会と全てが異なるので、面白いですよ!

 

 

日本って普通は夜に宴会をするじゃないですか?

こんな風にね。

 

 

f:id:namuramura:20160703102221j:plain

 

 

私も会社員をしていたのでわかりますが、大体は会社の愚痴とか上司の個人的な趣味の話に相槌を打っていることが多いのでは無いだろうか?

 

 

ネパールの宴会はここが違う!

その一日をご紹介します。

 

ちなみに今回の宴会は、とある支所の職員の昇進祝いで行われました。

 

8:00

Officeに集合。朝から集合とか早すぎます。

会社勤めの時、社員旅行で「早朝集合→車の中で酒飲み」というのを思い出します。

 

9:00

準備が整って宴会場に向けて出発

 

10:00

宴会場に到着…と言っても、Officeが抱えている敷地の広い支所を使用

既に雇ったであろう料理をしてくれる人が調理を始めていました。

そしてカジャ(軽食)が出される(1食目)

 

f:id:namuramura:20160703102714j:plain

 

f:id:namuramura:20160703102917j:plain

 

 

11:00

カジャを食べて落ち着いたら、職員たちは賭けトランプを始める。

しかしトランプのルールが全く分からない私は見ているだけ

一見、大富豪のように見えても出している数字が明らかにオカシイ

結局見ているだけで終わってしまった。

 

f:id:namuramura:20160703103123j:plain

 

12:00

昼ごはんが出来たので、ビールを飲みつつ、食べつつ談笑(2食目)

その間も掛けトランプ組は飲みながらひたすらやっている。

 

f:id:namuramura:20160703103319j:plain

 

f:id:namuramura:20160703103503j:plain

 

f:id:namuramura:20160703103646j:plain

 

 

 

14:00

酔っ払って昼寝をしていたら、所長からの話。そして昇進した職員のお祝いが始まりました。

f:id:namuramura:20160703111215j:plain

 

昇進した職員は顔中にティカ(額につける赤い粉)を塗りたぐられていましたね。

もはや恒例行事みたいになってきました。

 

 

f:id:namuramura:20160703104126j:plain

 

私も塗りたぐりましたよ!

 

f:id:namuramura:20160703112742j:plain

 

その後、お祝いの踊り(नाचने)が始まりました。

踊りはネパールに欠かせませんので、こういうお祝い事の時は必ず踊らされます。

前日からतपाई नाचनु पर्छ(あなたは踊りなさい)と言われ、強引に踊らされました…

 

 

 

15:00

再びカジャが出来たので、食べる(3食目)

踊りでお腹が空いたのだろうか。ネパール人はよく食べる。

この時は完全に満腹でダヒ(ヨーグルト)だけを頂きましたが、そのダヒに当たりました。災難…

f:id:namuramura:20160703113524j:plain

 

16:00

宴会が終わり、事務所に戻る。

 

17:00

帰宅

 

 

 

 

日本との違いお分かりいただけましたでしょうか?

 

とにかく踊りが大好きで前向き

週に1日の休みが終日飲み会というのは疲れましたが、なかなか面白かった。

 

 

そして、ネパール人の胃袋の大きさに驚かされました。

毎食に大量の米を飲むように食べるので、大きくならない訳がないと思いますが…

 

 

ネパールのボーズには日本の宴会にはない楽しさがあると思います。

とにかくみんな笑顔なんです!

 

 

 

この記事を書いていて、こんな言葉を思い出しました。

「ネパール人にとってわずか30円くらいの映画は、日々の辛いことをその時だけでも忘れさせてくれる大事なもの。そのためにみんな映画館に行くんだ」By訓練所の語学講師

 

そう言われればボーズも一種の現実逃避なのかもしれません。

 

私は今まで「現実逃避」はネガティブなイメージしかありませんでした。

逃げたら必ず捕まるから、絶対に逃げちゃいけないって思っていた。

 

でも逃げてもいいんだって思えたんですよね。ネパールという国は

 

そんな国が大好きなんだろうと思います。